”きっとうまくいく”の監督&主演再タッグ!映画『PK』感想

「人々の願いは”間違い電話”のように神さまのところまで届いていないのではないか?」

『きっとうまくいく』の監督と主演の二人が再タッグを組んだとあらば、劇場で観るしかないですよね!!

映画の最初に「今作はフィクションであり、あらゆる神・宗教団体や個人・社会を揶揄したり傷付ける意図はありません」といった字幕が入り「ん!?」となったんですがその理由は・・・ものすごい切り口でインドの宗教事情にツッコミを入れているから!かなり挑戦をしている映画です!応援したい!

ギリギリのところをコミカルに攻めつつ、観やすくちょっぴり切なくて・・・ほろりもある名作でした!

パンフはこんな感じ。

小ぶりの縦長。この背中が切ないなぁ。26ページで値段は・・・書いてないですね(笑)そんなに高くはなかったと思うのですが!ちなみに人物紹介ページが変わっていて

このメイン二人の紹介しかありません(笑)うっそー、もっと他にも気になる俳優さんいたのに!

この左側のイケメンさんとか!(スシャント・シン・ラージプートさんというインドの俳優さんでした!)

なぜなの!映画のパンフ作りに詳しい偉い人ぜひ教えてください><(笑)

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【映画情報】

【原題】PK
【制作国】インド
【監督】ラージクマール・ヒラニ
【脚本】アビジャート・ジョーシー/ラージクマール・ヒラニ
【音楽】アトゥル・ゴガヴァル、シャンタヌ・モイトラ
【出演】アーミル・カーン、アヌシュカ・シャルマ、スシャント・シン・ラージプート、サンジャイ・ダット、ボーマン・イラニ、サウラブ・シュクラ、パリークシト・サーハニー、ランビール・カプール(特別出演)
【公開日(日本)】2016年10月29日
【上映時間】153分
【配給】REGENTS
【IMDB】8.2/10.0  (およそ101,000人の評価)

【あらすじ】

留学先のベルギーで大きな失恋を経験したジャグーは、いまは母国インドのテレビ局で働いている。そんなある日、ジャグーは、地下鉄で黄色いヘルメットを被って大きなラジカセを持ち、あらゆる宗教の装飾を身に付けてチラシを配る奇妙な男を見かける。男は「PK」と呼ばれ、神様を探しているということを知ったジャグーは、男になぜ神様を探しているのか話を聞くのだが……。【引用元:映画.com】

【感想】

☆4.0/5.0

◆あらすじに付け加えると

このPKという男は宇宙から(全裸で)やってきた宇宙人なんです。地球を調べにやってくるんですが、冒頭で故郷と通信するための宝石(のようなアイテム)を盗られてしまい、帰れなくなってしまう・・・。大切な宝石を取り戻すにはどうしたら良いか彼なりに学んだ結果、「みんなが神にでも祈れ!と言う。神さまに頼めばなんでも叶うらしい・・・でも彼はどこにいるんだろう?」と神さまを探しを始める。そんな彼がヒロインのジャグ―と出会うことによって、物語は動いていきます。

全裸の宇宙人とか『ターミネーター』を彷彿とさせる突拍子もない設定ですよね(笑)パッと見SFの要素何て感じさせない作品だから余計に(笑)

◆突拍子もない設定だからこそ出来ることがある!!

それは、人々が普段思っていても聞くことの出来ない宗教の「何故?どうして?」をツッコんでいくこと!宇宙人という「地球の概念が一切通じないピュアな存在」だからこそ許される本当にギリギリのところを狙った設定だったのだと思います。

実際インドではこの映画がヒンドゥー教を冒涜するものとして上映禁止運動なども起こったそう。

そりゃそうだよね・・・色んな宗教の寺院や神社を行き来して、手当たり次第に祈りの方法を学んで実践しまくるし、首からは様々な宗教の神のお守りや像を下げている・・・滅茶苦茶だしバカにされていると思われても仕方ない。あまり宗教事情に詳しくない私でも、ハラハラするシーンがあったほどですから。

◆決して宗教や神を否定しているわけではない

しっかりとツッコミを入れつつ、最後にはきっちりと神の存在を肯定している。

例えば、「いくら神に祈っても願いを叶えてもらえないのは、間違い電話が別の人にかかってしまう時のように、神さまのところに正しく願いが届いていないせいではないか」というPKの主張。これは、インチキ伝道師のような人たちが人々を騙して金品を巻き上げているような状況に一石を投じる発想となりました。この主張の意図するところは、かけ間違っているのは”人”であり、”神”ではないということ。そこのところをしっかり自分で知り気付いたうえで信仰しようと、そういうメッセージが込められていた。ちゃんと、神の存在は肯定しているんです。

このメッセージはヒロインの恋模様にも反映されていきますね。上手な伏線だったと思います。

◆まるでチャップリン!アーミルカーンの愛されるべき演技力!

この映画の良さを牽引しているのは紛れもなくPKを演じたアーミル・カーン!ギョロッとした目でコミカルな動き、変人奇人を見事に表現しています。後半に従って少しずつ”地球人らしさ”が出て来てそれに合わせて彼に感情移入できてしまう・・・

ラストのテープのくだりとか、すごく切ないです。半端なく切ないです。あとこの人もう50代なんですけど全然感じさせないですね。すごい。

◆まとめ

本国では上映禁止運動などが起きたにも関わらず、結果的には『きっとうまくいく』よりも興行成績が良かったようです。それだけインドでの宗教問題が根深く、共感する人が多かったという事でしょう。

私も、今作の方が好きかな。もし、これから観るという方は少しだけインドの宗教事情を予習していった方が物語に入り込めるかもしれません!全く予習なくても十分楽しめる作品ではありますが!

インド映画ならではの踊りや歌もあるしインド映画らしく2時間半あってなかなか長い、そしてインド映画っぽい唐突の鬱展開とか盛りだくさんです。

ゆっくり出来る休日のおともに是非、どうぞ!( ´ސު`)


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