珠玉のミュージカル映画!『グレイテスト・ショーマン』ネタバレ&感想

”勇気がある 傷もある これが私”

ちびぞうはミュージカル映画は苦手だと何度も書いてきましたが、段々ミュージカルというものに対する違和感だったり恥ずかしさだったりというのが消えてきました。
最近よく観ているミュージカル映画が相当に面白い、というのもあると思うんですけど、特にミュージカル映画には区分されないはずの『地獄愛』『シェイプ・オブ・ウォーター』などでもヒロインが突然歌いだす場面が使われたりしていて、”そういう手法”に慣れてきたというのもありますね。

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さて、今作も予告編を観て恋した作品の一つ。

『ラ・ラ・ランド』の音楽チームが手掛けているということで、期待も大きかったです。

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パンフレットはこんな感じ。

あれ、20世紀フォックスさんおなじみのこのデザイン↓

ではないんですねー。同じ配給会社でも劇場公開する規模によってパンフのデザインも変わるということなんでしょうか。初めて気付きました(笑)

ちなみに裏面はこんな感じ。

美しいイラストにラメ質の紙、そこに金の箔押しとかなり豪華なデザイン。大きさもA4ほど。38ページで税抜き667円。ま、まぁまぁふつう。

楽曲や歌詞などの紹介ページがあり、これ系の作品によくある感じの中身です。

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【映画情報】

【原題】The Greatest Showman
【制作国】アメリカ
【監督】マイケル・グレイシー
【脚本】ジェニー・ビックス、ビル・コンドン
【原案】ジェニー・ビックス
【製作】ローレンス・マーク、ピーター・チャーニン、ジェンノ・トッピング
【製作総指揮】トニア・デイヴィス、ドナルド・J・リー・ジュニア
【撮影監督】シェイマス・マッガーヴェイ
【プロダクション・デザイナー】ネイサン・クロウリー
【衣装デザイナー】エレン・マイロニック
【編集】ジョー・ハッシング
【楽曲】ベンジ・バセック、ジャスティン・ポール
【音楽】ジョン・デブニー
【出演([]内は役名)】

  • ヒュー・ジャックマン[P.T.バーナム]

  • ミシェル・ウィリアムズ[チャリティ・バーナム]

  • ザック・エフロン[フィリップ・カーライル]

  • ゼンデイヤ[アン・ウィーラー]

  • レベッカ・ファーガソン[ジェニー・リンド]

  • キアラ・セトル[レティ・ルッツ]

  • ヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世[W・D・ウィーラー]

【公開日(日本)】2018年2月16日
【上映時間】105分
【配給】20世紀フォックス映画
【映倫区分】G
【IMDB】8.0/10.0  (およそ72,200人の評価)

【あらすじ】

貧しい家に生まれ育ち、幼なじみの名家の令嬢チャリティと結婚したフィニアス。妻子を幸せにするため努力と挑戦を重ねるフィニアスはやがて、さまざまな個性をもちながらも日陰に生きてきた人々を集めた誰も見たことがないショーを作り上げ、大きな成功をつかむ。しかし、そんな彼の進む先には大きな波乱が待ち受けていた。【引用元:映画.com

【感想】

☆4.0/5.0

今作の感想はですねー、映画を観終わったあとの興奮を上手く文に出来ずにしばらく置いていたら「世間の批評家の方々はあまり褒めていない」という事実に色々と思うところも出てきて、”感想書くのが難しい系映画だな”という感じでちょっと放置してしまっていました(笑)

しかしちびぞうは一応、観終わった直後に簡単なメモという感じで書き散らしておいたので、そちらの濁りのない感想(散文)を載せときます!(笑)

『ラ・ラ・ランド』、『セッション』のデイミアン・チャゼル監督作かと思っていたら違っていた!音楽チームが『ラ・ラ・ランド』と同じなだけでした!

まさしく、これぞエンターテイメントというにふさわしい作品。

オープニングから圧巻だし、物語にも引き込まれて飽きずに観られる。

最近、観た『ショコラ』『ザ・シング』を思い出させる場面があった。

バーナムさんが「君たちの個性は素晴らしい」と言いながら本物の魅力に魅了され、さらなる成功へと欲が欲を呼んでいく感じが悲しい。

オペラ歌手の歌唱シーンは本当に最高で胸打たれるものだったけど、「本物」として見せられる実力が彼らの存在をやはり「偽物だ」と否定しているようで悲しくて涙が出た。

ラストシーンでの盛り上がりに欠けるかな?と思ったけどそうではなかった!

過去に『ハイスクール・ミュージカル』でザック・エフロンに騒いでいたちびぞうとしては、ヒュー・ジャックマンが「君に譲ろう」と言って帽子を渡すシーンはミュージカル俳優としての二人の関係を表しているようで号泣ものだった。ザックエフロンが舞台の中心で歌い始める場面はもう涙で滲んでスクリーンが良く見えなかったです(笑)

こんな感じ。この散文にほとんどの感想が詰め込まれていて、他に特に言う事ないかなって感じもしますね。

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ぶっちゃけると脚本はそんなに面白い、という感じでもなく。まぁまぁありがちな感じ。

しかしその隙を全て埋める楽曲と圧倒的パフォーマンスによってちびぞうを夢の世界へといざなってくれる最高にエンターテイメントな作品でした。まさに”グレイテスト・ショー”!!

最後にどうでもいい語り

昔何かのテレビで小人症の人が「見世物小屋が差別の温床として世間に認定され、よくないものとしてなくなっていくと、自分たちの働いていた場所もなくなってしまった」と言っているのを観たことがあったちびぞうは、”見世物小屋”というものがビジネスとして成り立っていた事自体に”障がいのある人やアウトサイダーを見世物にするのは非人道的!差別だ!”と声を上げるのはいかがなものかなという考えがあります。

人と違っているからと言って、その労働環境が過酷なもの(例えばやたらと低賃金だとか人権を無視した肉体的精神的暴力が蔓延しているとか)だった場合は、その雇い主がクソ人間な可能性はありますけども。しかし”見世物小屋”で見世物として働いている、ということそのものに”悪”はないと思うんですね。

アイドルが可愛さを売りにするのと同じ、芸人が笑いを取る才能を売りにするのと同じ、人の「奇妙なものを見たい」といった欲を満たす一種のその人々の個性は、立派な才能であり、彼らが誇りを持ってその場に出ていればそれは立派な仕事なんですよね。

難しいですよね。人は「美しい、綺麗」だとポジティブな言葉で称賛出来るものを”商品”として見ることに抵抗はないのに、「醜い、もしくは変わっている、奇妙だ」といったネガティブな言葉で表現するものに興味を示してしまう事を恥と考える(というか倫理的な問題なのかもしれませんが)ので。

しかし、世の中には「逆差別」という言葉も存在しています。正しいことを唱えるばかりに、アウトサイダーを守ろうと強く主張をするばかりに、逆に彼らを”腫れもののように”扱ってしまう。そのこと自体が彼らを生きにくくさせてしまうという、本当に皮肉なことです。

今作の映画の主人公であるバーナム氏は人間として誠実かと言えばそうではないし、決して褒められたような人間ではないけども、成功や夢を追うという欲に、金に忠実であり、そしてビジネスの可能性を広げる才能が確かにあった。

彼が見つけた個性たちが”家”として自分たちの姿を披露していたあの場所は、決して差別の温床などではなく、彼らが誇りを持って仕事をする、唯一の”居場所”だったんだと思います。

まとめ

オープニングや、ラストシーンの曲、途中で歌われる「this is me」「never enough」などなど、覚えやすくて口ずさみたくなる楽曲がたくさん。間違いなくサントラが買いたくなる映画です。

ネットで見つけたこのワークショップセッションの動画が最高に泣けるので、ぜひ皆さんも一度観てみてください!キアラ・セトルという歌手のレベルの高さ、表現力の豊かさが分かりますよ!!!


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