今更褒めても誰も驚かないけど映画『カメラを止めるな!』ネタバレ&感想書く

けんちゃん!私よ、私!目を覚まして!

実はこの映画、ツイッターの方でヒナタカ(@HinatakaJeF )さんがかなり早い段階でべた褒めツイートをしているのをお見掛けし「へー、ゾンビ映画で邦画で低予算で、POVで面白い映画があるのか~」って気になっていたんですよね。

その後、名古屋のミニシアターで立ち見御礼が続出!という話を聞いて「何事!?」となり、でも名古屋まで出ていくのはなぁ・・・と渋っていたらなんと8月からTOHOさんが全国的に上映決定!!岐阜にも来るじゃんやったね!!!ということで流れに乗るように鑑賞してきました(笑)

本当は8/7に観に行ったんですけど、感想書くのが遅れまくってしまった・・・。

たった2館からの上映から始まり口コミで全国に広がっていったという異常なまでの盛り上がり方(こんな風に流行ったホラー映画?は私の拙い知識ではSAW以来)に驚き、しかも本当に誰の感想を聞いても「面白い!!」しか言わないので自分の中でハードルが完全に上がり切ってしまい、これだけ期待しまくっていたら楽しめないかもしれない・・・結構ちびぞうはあまのじゃくな性格なのでそういう自分に不安にもなっていました・・・。

パンフはこんな感じ!!

B5よりも少し小さめの縦長長方形。完全ネタバレ仕様、の文字が優しい。裏面はこんな感じで

劇中にも登場した脚本と同じデザイン!!これは嬉しい!興奮する!!撮影前の決定稿という脚本が丸々載っていて、最近のパンフだと『バーフバリ 完全版』と同じく愛を感じましたね・・・!!

38Pで税込み800円は若干高め?とも思いますけど内容がもう充実しまくりで読んでて楽しすぎるので全く高いとは感じません!!!

関係ないけどバーフバリ完全版の記事貼っておきますね(笑)

インド映画の神再び!『バーフバリ2 王の凱旋 完全版』感想と通常版の違い
どうもこんにちは、こんばんは、おはようございます!!!ちびぞう(@cbz_ewe)です!!! 2018年6月1日(金)より、松竹系列の...
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【映画情報】

【制作国】日本
【監督/脚本/編集】上田慎一郎
【原案】劇団PEACE「GHOST IN THE BOX!」
【撮影】曽根剛
【録音】古茂田耕吉
【特殊造形/特殊メイク】下畑和秀
【ヘアメイク】平林純子
【助監督】中泉裕矢
【制作】吉田幸之助
【音楽】永井カイル
【プロデューサー】市橋浩治
【主題歌/メインテーマ作曲】鈴木伸宏、伊藤翔磨 -Keep Rolling-
【主題歌/歌】山本真由美
【出演([]内は役名)】

  • 濱津隆之[日暮隆之]
  • 真魚[日暮真央]
  • しゅはまはるみ[日暮晴美]
  • 長屋和彰[神谷和明]
  • 細井学[細田学]
  • 市原洋[山ノ内洋]
  • 山崎俊太郎[山越俊助]
  • 大澤真一郎[古沢真一郎]
  • 竹原芳子[笹原芳子]
  • 吉田美紀[吉野美紀]
  • 合田純奈[栗原綾奈]
  • 浅森咲希奈[松浦早希]
  • 秋山ゆずき[松本逢花]
  • 山口友和[谷口智和]
  • 藤村拓矢[藤丸拓哉]
  • イワゴウサトシ[黒岡大吾]
  • 高橋恭子[相田舞]
  • 生見司織[温水栞]

【公開日(日本)】2018年6月23日(2017年11日4日)
【上映時間】96分
【配給】アスミックエース、ENBUゼミナール
【映倫区分】G
【IMDB】7.8/10.0  (およそ520人の評価)

【あらすじ】

とある自主映画の撮影隊が山奥の廃墟でゾンビ映画の撮影をしていたが、そこへ本物のゾンビが襲来。ディレクターの日暮は大喜びで撮影を続けるが、撮影隊の面々は次々とゾンビ化していき……。【引用元:映画.com

【感想(全力でネタバレ)】

☆4.2/5.0

もう本当に面白かったです!!!!ありがとう監督!!!!

こーーーーれは人に薦めたくなりますよ!!!口コミで広がるわけですよ!!!しかもネタバレは一切したくないから「とにかく観てよ!!」って言うしかないんですよ!歯がゆい!とにかく観て!!!!(笑)

ちびぞうは観終わったあと最初に思いました。
「立ち上がって全力で拍手したい・・・」と。なぜ日本人はそれをしないんだろう!めちゃしたかったのに!!映画館で映画を観た後素晴らしかったら拍手できる空気を今後作っていきたいと思いますよ私は!

とりあえず、そろそろもう映画が趣味な人でカメとめ!観てない人は少なくなってきてると思うので思い切りネタバレで行きたいと思います。

ハードルが上がりすぎても大丈夫な理由

これだけ周りに面白いよ面白いよと言われてニュースでも取り上げられて一種のブームを巻き起こしている本作。相当ハードルが上がってしまうんですよね。

でも大丈夫!!!

序盤のゾンビ映画パートのクオリティがだーーーーーいぶ低いんです。

ちびぞうは、ゾンビ映画を撮影していたクルーが実際にゾンビに襲われて一人ずつゾンビになっていくというありがち過ぎる設定、下手な演技と下手で不自然な間、作り物と一発でわかるゾンビや死体たち・・・これらを観て

「え・・・やっぱハードル上げ過ぎた・・・この調子で最後まで行ったらどうしよう・・・」

と不安になりました、そう!ここで上がり切ったハードルが一度下がるんです!!!

作品の中でハードルが一旦下がるから、本編開始ともいえるゾンビパート終了後からフラットに楽しめる、そういう作りになっているんですよね。そこも上手いなぁと思いました。

なんだかんだゾンビパートもそこそこ面白い

これで終わったらどうしよう、と思いつつも前半のゾンビパート。なかなか面白いと感じました。

途中で全てがワンカットで撮影されている?と気付いたので、「まさかそこが評価されているの?」とも不安に思ったんですが、30分ほどのゾンビパートがワンカットなのは地味にすごいし、しかも最後のオチ(ヒロインが覚醒してゾンビを倒しまくり目を真っ赤に染めて虚ろな目でカメラを見上げる。彼女が立つ地面には旧日本軍が実験で使ったと思わしき五芒星が血文字で描かれていて「ONE CUT OF THE DEAD」の文字が浮かび上がる)も好きでした・・・。あの時のヒロインの表情が本当に良くて、あそこでもしこの映画が終わっていてもちびぞうは「結構好き!」と言ったかもしれません。(彼女の演技が鬼気迫っていたのはワンカットで失敗なく終わらせられないという状況と本気の疲れが乗っていたせいなのは後から分かるんですが(笑))

ちびぞうのお気に入りのゾンビ映画の一つに『コリン ラブオブザデッド』があるんですがこれも確か日本円にすると5,000円ほどしかかけていない低予算のゾンビ映画。内容は全く似てないんですけど、近いものを感じました。
上手く言葉では表せられないんですけど、なんとなく、ただ「前半パートのネタとしてゾンビ映画にしよう」っていう感じではなく、ゾンビ映画も好きな監督の愛が感じられて好感が持てるんですよねーーー。(監督がゾンビ映画好きかどうかは知りませんが)

序盤だけでも監督のセンスの良さは、分かると思います。

スポーツしてる人を応援する感覚に近い

と、ちびぞうは思いました。

後半から今作の本筋(前半のゾンビパートを作る事になった監督とその家族の物語)がスタートします。

ワンカットで、しかも生放送で、一発で成功させなければならない。

誰もやりたがらない依頼を、娘との隙間を埋めたい!という気持ちから受けてみる主人公。しかし企画をスタートさせるも俳優陣はクソばっかりだし、自分が監督として、そして色々と問題があって女優をやめた奥さんも出演する羽目になるしでもう大変!!

映画の完成までを製作陣のハラハラドキドキを一緒に体感しながらその舞台裏を観る、という終盤の流れに、次第に気持ちは「頑張れ!!そこだ!いけぇーーー!!」みたいな。スポーツ観戦に近い感覚になるのではないかと。

よーーーやく完成させた組体操、本番の15秒間しか成功しなかったらしいですね。

あれは拍手したくなる!!!

序盤の伏線も綺麗に回収

序盤に観ていて違和感を感じた間だったり台詞、不自然な展開には全て意味があって、後半のパートで全てを回収しているんですよね。

だから、2度目観たくなる!というのもすごく分かる。

ちびぞうは2回目は観に行ってませんが、2回目を観ると「ここは実は裏でこんなドタバタがあったんだなぁ」と発見できて1周目とはまた違った楽しみ方が出来るのではないかなと思います。

リピーターが増えるのも納得。色んな劇場で「蘇り公演」と称して二回目以降の鑑賞にキャンペーンを行っていたりと、二回目の人が多いからこそのキャンペーンが行われていたのも興味深かったですね!

ゾンビ映画でもあり、ドキュメンタリーでもあり、家族映画でもある

ただ単にこの映画はカラクリが面白いだけではなく、それぞれのジャンルの良さを引き出していると思うんですよね。

前述したようにゾンビ映画としても愛があるのが分かるし、前半と後半でドキュメンタリータッチにもなっていて「映画制作とはなんぞや」的な問いかけにもなっている。

お金がなくたって、派手なCGやVFXがなくたって、脚本と構成が面白くて、出演者のやる気やセンスと根気があればこんなに面白いものが作れるんだ!

そんな風に感じました。

今の邦画業界で、これを観て悔しく思った作り手の人はきっと多いと思いますし、製作側の苦労なんかも描かれていて背中を押される、やる気を引き出される、そんな人も少なくないはず。

そして最後は、家族映画としての一面。
主人公と思春期を迎えた娘との微妙な距離感が縮まっていく様子が上手に描かれていて、序盤の嫌われっぷりは本当に切ないし酒を飲みながら娘の小さい頃の写真を見て涙する主人公の姿にはもらい泣きしてしまいます。そこから、映画制作という共通のライフワークを通じて「ダメな父親」から「尊敬される父親」へと主人公自体が成長するし、それを娘も認めていくという。ありがちだけど感動も出来て、微笑ましい家族の物語が上手に描かれていたと思います。

濱津隆之さんめちゃ好き

監督役をしていたこの役者さんの演技が好きすぎて・・・。可愛い。小動物的な可愛さがあります・・・今後追いかけていきたいと思います。

めちゃ好き。

まとめ

ぶっちゃけ褒めることしかしてないけど大丈夫????って感じだけどもう、いいの。これは。本当に面白いから。仕方ない。

最近は、盗作疑惑なんかも出て来ていましたが、ちびぞうはその真相がどうあれ「映画自体の面白さ」に変化はないと思っています。

原案の人と仲直り、出来るといいなぁ・・・。

ちびぞう的に、あのニュースのせいでワイドショーなどが映画の核心に迫るネタバレをしていたことが最高に嫌でした。

本当に野暮だと思うよ・・・。


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画像引用元:映画.com

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