モノクロの映像美!映画『羅生門』ネタバレなし感想

むせかえる真夏の草いきれの中で繰り展げられる 盗賊と美女とその夫の、息詰まるような愛慾絵巻。

こちらも以前(もはや去年)に書いたぎふアジア映画祭で鑑賞した作品。

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今作は黒澤明監督が海外で評価される一端を担った作品。日本では評価されず、海外に出して賞賛されその評価に持ち上げられる形で日本でも注目を浴びたといういわゆる逆輸入の作品というのは有名ですね。

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【映画情報】

【制作国】日本
【監督】黒澤明
【原作】芥川龍之介『藪の中』『羅生門』
【製作】箕浦甚吾
本木荘二郎
【撮影】宮川一夫
【録音】大谷巖
【美術】松山崇
【照明】岡本健一
【編集】西田重雄
【助監督】加藤泰
【記録】野上照代
【音楽】早坂文雄
【出演([]内は役名)】

  • 三船敏郎[多襄丸]
  • 京マチ子[真砂]
  • 森雅之[金沢武弘]
  • 志村喬[杣(そま)売り]
  • 千秋実[旅法師]
  • 上田吉二郎[下人]
  • 本間文子[巫女]
  • 加東大介[放免]

【公開日(日本)】年月日
【上映時間】分
【配給】
【映倫区分】
【前作】
【次作】
【IMDB】8.3/10.0  (およそ134,000人の評価)

【あらすじ】

平安時代、都にほど近い山中で貴族女性が山賊に襲われ、供回りの侍が殺された。やがて盗賊は捕われ裁判となるが、山賊と貴族女性の言い分は真っ向から対立する。検非違使は巫女の口寄せによって侍の霊を呼び出し証言を得ようとする、それもまた二人の言い分とは異なっていた……。【引用元:映画.com

【感想】

☆2.5/5.0

本間文子さん扮する巫女の口寄せシーンの役者さんの覇気というか目力というか、とにかく力強くて圧倒!

三船敏郎の演技も素晴らしいのですが、ちびぞう個人としては京マチ子をはじめ女性陣の圧を感じる演技合戦が特に素晴らしく感じました。

モノクロの映像と風に舞う布!世界観がエモい!スクリーンの奥の出来事なのにまるですぐそばにあって触れられそうな圧倒的存在感と言いますか!すごかった。

ちびぞうは芥川龍之介の羅生門と言えば小学校の頃国語の教科書で読んだ事があり、小汚い老婆が羅生門で追い剥ぎに遭うという恐ろしい話だ、という認識があったのですが、観れども観れども小汚い老婆が出てこない!!!!あれ?羅生門って芥川龍之介の羅生門を原作にしているのではないの…?と思っているとだいぶ気が散ってしまったのですが。

観終わってから調べてみると、今作は芥川龍之介の『藪の中』の方をストーリーの軸としているようです。

そりゃ婆さん出てこないわけだわ!!!!!!

ちびぞうは文学少女だったわけでもなく、文学女なわけでもありませんので、当然のように藪の中は読んだことがありません。それ故の混乱でした。中途半端な原作知識が映画を観る邪魔をしてしまったのです。残念すぎる。

今作は、3人の人物が一つの事象についてそれぞれの角度から違った真相を語り、どれが本当の話なのか分からない…!というのが面白さのメインとなるテーマ。

今回のぎふアジア映画祭では元々の味わいを堪能して欲しい、ということでわざと古く画面も荒く音も聞き取り辛いものを上映したそうで、当時の味わいはこれか…!と思う反面セリフがやはり聞き取りにくいところが多々あり、またちびぞうの地頭の問題もあってストーリーがよく分からないまま流れていってしまいました…。

味わいとの兼ね合い、難しい。

ちびぞうの働く映画館もフィルム上映をしていてたまに古すぎてフィルムが途中で切れてしまうのですが『そこがいいんだ!フィルムが切れなきゃ映画じゃない!』とおっしゃるお客様もいるので世の中いろんな需要があるんだなぁと脱線しながら締めたいと思います(笑)

まとめ

こちらの映画はやはり映像美、そして古い映画ならではの画面のザラザラ感と鬼気迫る役者陣の顔の演技、そしてそれが映えるモノクロを楽しむ映画だと思います。

キャッチコピーにあるような【愛慾絵巻】は描かれていませんでしたが、藪の中でむせかえる真夏は感じることができました。

機会がある方はぜひ、発掘してみてはいかがでしょうか。

ここまで読んでいただきありがとうございました!ちびぞうでした!

 

 

 

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